2018-02-28から1日間の記事一覧

「素材四分に人柄六部 - 菅原文太」文春文庫 そばと私 から

「素材四分に人柄六部 - 菅原文太」文春文庫 そばと私 から 映画の時代劇で食い物屋の場面と言えば、まずそば屋である。長谷川伸、山本周五郎、近年では池波正太郎、藤沢周平、津本陽の時代小説でも、やはりそば屋が良く出てくる。そしてそば屋へ入った登場…

(巻十七)立読抜盗句歌集

緑なす松や金欲し命欲し(石橋秀野) セーターを手に提げ歩く頃が好き(副島いみ子) 人を待つ人に囲まれ聖誕樹(杉良介) 夕立やふりそこないて雲の峰(志太野坡) 秋薔薇や彩(いろ)を尽して艶(えん)ならず(松根東洋城) 門近く酒のいばりすきりぎりす(木下杢太郎) …

(巻十七)くしやみしてまた読む徒然草愛し(甲藤卓雄)

2月27日火曜日 本日で巻十七の読み切りとなりました。追って一巻を掲載いたします。 先週成田空港で買ったドナルド・キーン氏の随筆、「日本古典文学の特質ー余情の文学」を読み、コチコチしています。日本の詩歌は余情を詠んでいるとのお話で、いずれコ…