2020-07-11から1日間の記事一覧

「芥川賞の値段(抜書) - 出久根達郎」講談社 たとえばの楽しみ から

「芥川賞の値段(抜書) - 出久根達郎」講談社 たとえばの楽しみ から第二十六回は堀田義衛『廣場の孤獨』(十万円)、二十七回は該当なし、二十八回は昭和二十七年度だが、松本清張と五味康祐という芥川賞らしからぬ異色の作家が受賞する。松本の受賞作は、「…

(巻二十六)人柄が名所なりけりけふの月(加藤郁乎)

(巻二十六)人柄が名所なりけりけふの月(加藤郁乎) 7月10日金曜日 細君は歯医者に出かけた。昼は備蓄飯(備蓄赤飯と赤いきつね)とした。 毎日これでは嫌になるだろうが、カップ麺も時々食べるくらいなら悪くはない。日頃の薄味とはちがう非日常的な味に舌も…