2020-09-29から1日間の記事一覧

「老いの恋愛と死(一休・良寛・一遍・円空-そして私) - 佐江衆一」文春文庫 95年版ベスト・エッセイ集 から

「老いの恋愛と死(一休・良寛・一遍・円空-そして私) - 佐江衆一」文春文庫 95年版ベスト・エッセイ集 から還暦を迎えたとたん、腰痛ばかりか老眼がすすんだと思い眼科医に診てもらうと、老人性白内障がはじまっているという。父も七十歳のころ白内障の…

(巻二十七)ゆく夏の腰の辺りに塗薬(鳴戸奈菜)

(巻二十七)ゆく夏の腰の辺りに塗薬(鳴戸奈菜)9月28日月曜日細君は金策に出掛けた。殆んどすべてのことを仕切っているので私が先に逝く想定しか考えられない。夫婦して先に逝く気の夕涼み(小原紫光 という句があるが、幸いなことに細君は先に逝く気はない…