(巻二十二)何事も知らずと答え老の春(高浜虚子)

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8月1日木曜日

体内の迷路も夏や水いそぐ(山川蝉夫)

成人女性がポットの余り湯で湯冷ましを作り、それで麦茶を作り、冷蔵庫に入れて置いてくれる。実にありがたい。特に湯上りの一杯は格別であります。

事務所では給水機からペットボトルに冷水を注いでいる。自分でもセコいと思うが、これには訳がある。
入所(いわゆる税理士事務所なので“入所”と云う。辞めるときは“出所”と云うのか、そこは分からない。)して早々はコンビニで一リットルのボトルを買っていたが、隣り席のマギーさんが“そんなの勿体ないから、給水機の水になさいよ。あの水は高い水なのよ。”と強く奨められた。それ以来毎朝“出所”すると水汲みを致しております。

泉汲むや胸を離れし首飾(猪俣千代子)

持病の悪化防止には水が薬でありますから、夏場は二リットルを目標に飲んでいます。

テレビ飛んでいくお金

7月は締めて75時間と成りまして過去最高の出来高となるでしょう。これで8月の盆休み分は充分に補えますな。
そして明日金曜日も“出所”するようになりましたので、これまた出来高アップでございますよ。
明日出所となりましたので、駅前クリニックにお願いしていた、区の健診予約を取消しました。

そう云うことになっていたので、帰り際にボビーのオフィスに顔を出して“明日は午後出所でよろしいですか?”と確認したら、
“明日は金の事だけだから、休んでいいよ!”との仰せだ。
慌てて駅前クリニックに電話して予約を復活させましたよ。

おじいさん

早くも夏バテで体が酢を欲しておりました。酢の補給には冷やし中華がよろしいが、ビル地下の飲食店街にはそれを提供している店がない。この暑いなか外に行く気にもならず、コンビニで冷やし中華仕入れた。
コンビニの冷やし中華はコンビニであり美味くない。特に麺の解れがよろしくない。
それでも袋入りのスープは酢が効いていて、補給には問題ない。

酢の物の酢を飲み干せり鴎外忌(藤崎実)

だが、それでも酢に対する渇望は癒えず再度コンビニに行って黒酢ドリンクと塩・クエン酸飴を仕入れた。

本

「ジョー、鉄兵、松太郎はこうして生まれた - ちばてつや新潮文庫 百年目 から

ちばてつやさんをインタビューした方の文章なので、ちばさんの文章ではありませんでした。

あしたのジョー」の場合は、「ハリスの旋風[かぜ]」という作品を書いた時に、ボクシング部で暴れるエピソードがあったので、ボクシング部の雰囲気というのはどんなものか見学に行ったんです。その時、取材したコーチの話の中に、「この中のほとんどの人間が、咬ませ犬として潰れていくんだ。才能があって光っているやつが上へ行くためにね」という言葉があって、それを聞いているうちに、この世界のことを書けそうだなと、初めて自分から描きたいと思った作品でした。