(巻二十三)散るさくら行き過ぎてから考える(加藤英一)

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(巻二十三)散るさくら行き過ぎてから考える(加藤英一)

9月4日水曜日

未読の文庫が減ってきましたので仕事帰りに神保町へ漁りに参りました。
尾崎一雄の文庫に巡り会えればと、今日は駿河台下から攻めてみました。
一軒めの三茶書房で、

黄昏のロンドンから-文春文庫(木村治美)



食通知ったかぶり(丸谷才一-文春文庫)

を仕留めました。

木村治美氏のこの本は巡り会いたかった一冊です。
まだお役所の職員が高卒主流だったころは成人式なども然るべく執り行われておりました。その日の午後には著名人の講演が企画され、新成人以外でも希望者は拝聴が許されておりました。
ある年に木村治美氏がご講演くださり、“不易流行”を演題として“time is accumulated”をキーワードとした大変有意義なお話しをうかがいました。
そんなこともあり、木村治美氏のこの書に巡り会えば、いただく一手でございました。
三茶書房のあと、三省堂本店に入りますと、“涼風古書市”開催中と広告が貼ってございましたので会場ある八階まであがってみました。
そこでは、

うらおもて人生録(色川武大新潮文庫)



法廷考現学(和久峻三-中公文庫)

仕入れ、
さらに4階の古書コーナーで

当世病気道楽(別役実ちくま文庫)

仕入れました。

どうも著者に片寄りが出ているようですが、読んでいるうちに“尾崎一雄”のように読んでみたい作家を知ることになると思っております。
今日は尾崎一雄の古書には出会えませんでしたが、いつかあえるでしょう。ネット通販には暢気眼鏡が二百円で出ていました。

本

Fossils fill out our family trees - by Nicholas St. Fleur  NYT April 17 2019 先人類

を読みました。ここのところ、あたしは暇しておりますので英文読書が進みます。