(巻二十三)歩かねば芭蕉になれず木下闇(吉田未灰)

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9月27日金曜日

そういうわけで二日酔いになるかと思いましたが、割りと快調に過ごしております。
やはり、干しておいてのたまに呑むと云うのが身体にも財布にもよろしいようでございます。

ブックマーク

午後は図書館に出掛け、角川俳句10月号を捲りました。
今月号はあたしにとっては豊作で以下の句を書き留めました。

遠山に日の当りたる枯野かな(高浜虚子)

列車の灯糸引きて去る緑雨かな(生駒大祐)

日おもてに現れにけり桜守(岸本尚毅)

老人と老人のゐる寒さかな(今井杏太郎)

明日ありやあり外套のボロちぎる(秋元不死男)

秋高くおだやかな死を給ふなり(浦川聡子)

缶切と栓抜錆びし盆用意(斎藤朝比古)

様々な書物に書かれたる晩夏(冨田拓也)

秘め事は我に重しや豆名月(小川晴子)

無になりて身を預けたし大花野(小川晴子)

わたくしの溶けてゆがみて花氷(石地まゆみ)

角打ちの隅に犬座す夕薄暑(和田桃)

港町ホテルのバーの蠅叩(橋本栄治)

救う気で掬う夜市の屑金魚(西村克彦)

朝方パソコンのランが不具合で世間さまから隔絶されてしまいました。ガラホでも投稿・拝読はできますし、検索もできますがやはりパソコンからの打ち上げの方が楽です。
モデムの再起動の指示がでましたので従いましたところ無事復旧いたしました。
本格的な老後となると世間さま・世界さまとの繋がりはこれだけになります。ちょっと心細い!