(巻二十四)戦力外の通知受けたるかぶと虫(横坂けんじ)

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11月16日土曜日

ブックマーク

今日から巻二十四です。始めたころはここまで来られるとは思っていませんでした、
ヤフー!がブログを止めたときが思案でしたが。

冷蔵庫明けて思案の夕支度(鈴木寿満)

飛んでいくお金

二週間ほど前にガス器具店に行って暖房器を注文した。その暖房器具が今朝配達されることになっていて、15分ほどで備え付けが終わりました。
昨日の蛍光管が寿命一万時間でこのガス暖房器具も十年くらいはもつのでしょう。ですから、一生モンですかね。

ふと覚めし雪夜一生見えにけり(村越化石)

本

「割勘について - 河盛好蔵新潮文庫 人とつき合う法 から 

を読みました。

《 金銭の負担は、たとえどんなにささやかなものであっても、お互にかけないように心がけることは、人とつき合う上に、何よりも大切なことである。割勘主義も、そのための一つの配慮である。君子は交わるに割勘主義をもってす、と言ったら言いすぎになるだろうか。
割勘と言っても、それは同僚や友人のあいだでやるべきことで、目上の人や先輩と食事を共にしたときに、そんなことをしたら、失礼に当ると考える人は多いであろう。たしかに、せっかく本当の好意から御馳走してやったのに、「先輩、勘定は割勘にして下さい」など言う後輩がいたら、きっとイヤなやつだと思われるにちがいない。しかし先輩にはタカるものだという考え方もどうであろうか。先輩たりとも、みだりにおごってもらうべきではない。》

と上下の関係での割勘についての機微を論じている。もっともこの作品は1970年代に書かれたようですから、状況はちがうでしょう。
あたしゃ、もうそういうことがないので分かりませんが、現在の男女だとどうなんでしょう?
成人女性おじいさんの場合、1980年代、最初だけはおじいさんが払いましたが、それ以後は割前でお付き合いしました。

割かんの男許さじ心太(岡田史乃)