(巻二十四)息白く両手にゴミの家長かな(峠谷清広)

f:id:nprtheeconomistworld:20191225082328j:plain


f:id:nprtheeconomistworld:20191225082305j:plain


(巻二十四)息白く両手にゴミの家長かな(峠谷清広)

12月24日火曜日

地球

ベスさんからクリスマス・メールをいただく。

おじいさん

成人女性がうるさいので青砥駅近くにある高齢者就職支援センターに出かけてみた。歩いても20分ほどなので往路は歩いてみた。
途中のJA葛飾の建物の脇に金次郎君が歩きスマホをしている像が建っていました!
支援センターは二度目で受付カードに“再来”のスタンプをいただき端末で検索しましたが、できそうな仕事はありません。おばちゃん職員が二件わざわざ打ち出して持ってきてくれたのは駐輪場のお仕事で、そこまでする必要もございませんな。
30分程いて、「いい話があったらよろしくお願いいたします」と愛嬌を振りまいて退室いたしました。受付カードの欄数から察するにいい話など藁の山に針のようなことなのだろうなあ。
検索している間に、72才という男性の方がお見えになった。マンションの管理人をしていたと語っている。体調を崩して暫く静養していたが動けるようになったので職を探したいとの話が聞こえてきた。身なりなどあたしより余程身綺麗で、話し振りもオオヨウなので逼迫した情況ではないのだろう。逼迫していれば多分職探しの仕方も違うだろう。
職安の帰りは中華屋で餃子で一杯にと決めているので一杯のつもりで入って熱燗を二本やってしまった。本当は今日はワンタンを食べる日なのだ!

ヘロヘロとワンタンすするクリスマス(秋元不死男)

本

「幸福 - 筒井康隆講談社文庫 創作の極意と掟 から

筒井康隆氏に幸福だなんぞと言われるのは北野武氏にのろけられているようなもんだ。

《 さて次にいよいよ「小説家の『幸福』について書かねばなるまいが、これはあまり面白くない。不幸に比べて他人の幸福はほとんどの人がよろこばないからだ。それでもまあ、書いておこう。食通と思われ、料理店ではいい席に案内され、料理も旨い。文藝春秋の庄野音比古によれば「この店は一人で来るといつも不味いのに、筒井さんと来るといつも旨い」のだそうである。気難しいと思われ、だいたいは丁重に扱われる。社会的発言力ができた。多少の非常識が許して貰える。我儘を言うと喜ばれることがある。本が無料で贈呈されてくる。映画の試写会や芝居に招待される。編集者を通じて偉い人や専門家に取材ができる。夜更し、朝寝坊をいくらしてもいい。作家同士の交際ができ、小説に関する知識がどんどん増える。厄介な資料集めを編集者がやってくれる。ラフな服装でどこへでも行ける。背広を着なくていい。莫迦なことを言っても笑われず感心される。自分をいじめた連中を見返してやれる。自分を莫迦にした奴らを莫迦にできる。いい着想がなくてその時の大事件を作品に書いても、かえって話題になり評判がよい。見知らぬ人とも話ができる。家族から尊敬される。そして何と言ってもプロの小説家になれたのだという満足感。.....。 》

ヘッドホン

https://www.bbc.co.uk/programmes/p07nxkt9

second hand clothes

という番組を聴きました。何事も地球温暖化や資源の節約に向かっているようです。ファッションというかのか毎年流行ということで目先を変えて衣類を売ること、それに乗せられて着られるものを棄ててまで新しい流行の衣類を買うことへの反対運動を伝えていた。
我が家では衣類を大事に使うことは三十年以上やって来ている。ご先祖さまなどはもっと徹底していた。
あたしだって日々着用している外衣は息子の“お上がり”であります。

番組のなかで拾ったなるほど表現に、
pre-ownedがあります。BBCの進行役がsecond handを使うのに対し、e-bay、つまりプラットフォーム側はしきりにpre-ownedを使っておりました。
もう一つはfast fashion で使い捨て、二、三回着て捨ててしまうことを、指しているようです。
まだ一、二回聴いただけですからまだまだ掘り出しものがでてくるでしょう。
兎に角、金の掛からない暇潰しに英聴はもって来いです。
反面、申せば受験科目に加えた程度の小手先ではなかなか達成できない暇を要する能力ではないかと思います。