(巻二十五)ここちよき死と隣りあひ日向ぼこ(鷹羽狩行)

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(巻二十五)ここちよき死と隣りあひ日向ぼこ(鷹羽狩行)

 

3月25日水曜日

 

一昨日は八千五百、昨日は一万、今日も八千歩を歩いた。一万歩説もあれば五千歩説もあるから、健康寿命に何がベストなのかは解らない。無理強いはしないようにします。

 

死ぬまでの一千万歩桜かな(橋本七尾子)

 

酒を止[と]めてから深夜の目覚めはなくなったが、朝4時から5時に目が覚めてしまう。年寄れば眠る力が衰えるということは解っているのですが、とても素晴らしいものを失ってしまったなあ。死んだように眠って、そのまま逝かせてもらえないだろうか?

 

人間に寝る楽しみの夜長かな(青木月斗)

 

駅前クリニックに定期検診に行く。気になる数値は横這い。横這いでいいでしょう。まさに持ちこたえているわけです。

臓器の数値、血圧、体力、老後費用と何から何まで持ちこたえて延命を図っても、生きていることが嬉しくない。

でありますから、止[と]まるときは何もせずに止まらせたいのですが、それが出来るか?

 

ここちよき死と隣りあひ日向ぼこ(鷹羽狩行)

 

そのような心持ちになりたい。心地好い死ならばそろそろ受け入れたい。

 

死にたがる句ばかり読みて桜桃忌(駄楽)