(巻二十五)黄泉平坂(ヨモツヒラサカ)一騎駆けゆく花月夜(角川春樹)

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(巻二十五)黄泉平坂(ヨモツヒラサカ)一騎駆けゆく花月夜(角川春樹)

4月5日日曜日

天気も悪く、外出を自粛いたした。つまり散歩をサボった。(去年の写真)

午前中に洗濯し、午後はしっかりと昼寝をした。

朝日俳壇

咳をしたら人目(中村幸平)

高山れおな氏がこの句を選んでいた。パロディーもありか?

暇潰しはBBCで、
Food Chain
Coronavirus: Where did all the food go?
https://www.bbc.co.uk/programmes/w3cszjpm 
を繰返し聴いている。食料の需給逼迫はスーパーマーケットで発生したような短期的な品不足だけではないようだ。

物流の果ての渚を歩く蟹(福田若之)

1950年代は貧しい時代だった。その時代に貧しい家に育ったから旨いものを食べたことはなった。だがひもじいという経験をせず育てて貰った。腹が空いていれば何でも美味しかったし、今もそれは変わらない。
旨いを知らずに育ったから味覚が鈍く、旨いものを知らず分からずに人生を終わる。そのことに文句はないが、ひもじい目にあわずに他界したい。

つつまれていて薔薇の香を忘れたり(今橋真理子)

極楽、地獄、天国と行先は色々あるようだ。
黄泉の国というところも行先の一つらしい。そこには何もないらしい。極楽や地獄はカラフルだが、黄泉の国は荒涼としているらしいから、一番あの世らしいなあ。

 死ねばみな黄泉[よみ]にゆくとはしらずしてほとけの国をねがふおろかさ(本居宣長)

夜、細君とベランダに出て、真上にいる月を愛でた。
来る8日が今年のスーパームーンだと教えられた。

それ以上月昇り得ずとどまれり(阿波野青畝)