(巻二十五)芋虫の一夜の育ち恐ろしき(高野素十)

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(巻二十五)芋虫の一夜の育ち恐ろしき(高野素十)

5月13日水曜日

散歩と買い物

夏帽子をかぶり曳舟川を消防署まで行き、新道を戻った。三千三百歩。

買い物は米二キロ。

これからの季節は30分くらいでいいな。汗をかく。

黄砂降る街に無彩の詐欺師たち(馬場駿吉)

今日は黄砂が降ったと云うし、詐欺師はいつも居るし、である。

損害保険会社から保険契約自動継続連絡が届いた。個人賠償保険の支払い限度額が一億円から三億円に引き上げられたとのこと。ボケ老人が鉄道と止めた事件ほか、自転車事故の判例で賠償額が増えて来ているとの説明だ。

そんなわけで保険料も上がっていた。

自転車のベル小ざかしや路地薄暑(永井龍男)

願い事-ポックリ。ユックリは困る。ユックリは嫌だ。

《 その死の数時間前は中村汀女の「風花」の大会に招かれて出席していた。たまたま隣席に五所平之助がいて、最近その妻女が伊豆長岡に近代風な茶店をはじめたと語った。その話をきくとすぐ、卓上の短冊に、

長岡のモダン茶店の五月かな

としたためた。絶筆となったものである。》

安住敦が久保田万太郎について書いた随筆の一節です。詳しくは存じませんが久保田万太郎はポックリだったのでしょうか?