(巻二十五)物言はぬ夫婦なりけり田草取(二葉亭四迷)

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(巻二十五)物言はぬ夫婦なりけり田草取(二葉亭四迷)

5月14日木曜日

今日はさくら通りを端から端まで歩きました。往って復って三千四百歩。

緑のなかを歩くのは心地よい!

若葉して光は光影は影(今橋真理子)

業界団体のホームページで解釈資料を読んでみましたが、技術的な読み方が出来なくなってしまったなあ。流し読みではいけないのだけれどしっかり読む気力が減退したな。

手を抜けばかうなる見本蚯蚓の死(高澤良一)

洗濯物に付いた羽虫を一匹殺した。ミカンの花のあとに結んだ果実のはじめの小粒を間引きした。冬の帽子を風呂でついでに洗濯した。

願い事-叶えてください。

(読書)

シェークスピアの『リア王』の登場人物がつぶやくように、「人は泣きながら生まれてくる」のだ。私はこれまでもくり返しそのことを書きつづけてきた。この弱肉強食の修羅の巷、愚かしくも滑稽な劇の演じられるこの世間という円形の舞台に、私たちはみずからの意志ではなく、いやおうなしに引きだされるのである。あの赤ん坊の産声は、そのことが恐ろしく不安でならない孤独な人間の叫び声なのだ、と嵐の荒野をさまよう老いたリア王は言う。》

大河の一滴五木寛之』から