(巻二十六)そろそろという時があり青梅落つ(松岡耕作)

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(巻二十六)そろそろという時があり青梅落つ(松岡耕作)

6月19日金曜日

この季節らしい雨の一日で、句の巡り合わせもよろしい。

家事

四部屋の掃除機掛けと洗濯をした。

整理箪笥の上に安置してある“守本尊”のインドネシアのお面の埃を払い“ポックリ”を祈願した。

ラムネ玉ころんと死んでみたきもの(馬場龍吉)

世事

国民健康保険の納付書が来た。重いなあ!でも、保険がなければ医者には行けない。

生きるにも死ぬにも保険五月来る(東智恵子)

生命保険はもう掛けていない。

読書:

お寺の奥さんを「だいこくさん」と呼ぶことを知る。

義経の梅干 - 水上勉ちくま文庫 あさめし・ひるめし・ばんめし-アンチ・グルメ読本 から

《私は京都の禅寺で九歳からコゾウ生活をおくったが、当時の和尚さまが、梅干漬けが上手で、子供の私もよく手伝わされ、毎年漬けた壺に日附を貼って、土蔵にしまう習慣だった。ケチン坊の和尚は、古い壺から順に小出ししてたべていたが、めったに小僧にはくれなかった。その和尚さまが亡くなられて、だいこくさんが、寺のこれも習慣で、寺を出される際に、片身にその梅干の壺を持ち出された。

その日附に大正十三年とあり、ちょうど、その年は、だいこくさんと和尚さまが結婚された年まわりで、だいこくさんには、思い出の梅干だったという。》

本日四百歩、階段一回でした。

願い事-叶えてください。