(巻二十六)ほろ苦きものに箸ゆく遍路宿(坂本徹)

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(巻二十六)ほろ苦きものに箸ゆく遍路宿(坂本徹)

7月12日日曜日

散歩と買い物:

各部屋の掃除を済ませ自分の洗濯物を外に干してから散歩と買い物に出かけた。

特に目を引くものはなかったが、葛飾野高校のフェンスに結ばれていた写真の毛虫注意が本日の気付きの点であります。

今日のコースはHコースと名付けよう。Hといってもスケベ心を刺激するランドマークがあるわけではない。HはHigh School のHである。先ず葛飾野高校のグランドに沿って歩き、そのまま歩き、白鳥のコンビニでアイスコーヒーを喫し、新道を渡り青戸八丁目に入り修徳高校の正門から亀有二丁目の桜通りに進み、リハビリ病院を経てドラッグストアで買い物である。

御同輩らしきが、思い思いの小綺麗な身なりで散策していて、ある御同輩は小さな公園の一隅でダンベルなど振り回しての筋トレをなさっておられた。

どこかで朝顔に逢いたいとキョロキョロしながら歩いたが逢えず。

毛虫落つそこに始まる物語(小泉八重子)

一切を拒否して毛虫焼かれけり(小池義人)

が在庫にございます。

本日三千四百歩で階段二回でした。

朝日俳壇:

細君の○印は、

万緑の真中でうつつ見失ふ(田頭玲子)

夏野行くときどき髪をかき上げて(笹尾玲花)

追憶の川でありしよ天の川(長谷川瞳)

でした。

私は、

五月雨や感じる者と濡れる者(村松敦視)

また一軒昭和が解体されて夏(奥西健次郎)

を書き留めた。

“毒”のある第一句をよくぞ選んだなあ!と勝手に喝采している。

願い事-叶えてください。苦しまずに逝ったあとで焼いて下さい。