(巻二十六)秋鯖を心祝ひのありて買ふ(宮下翠舟)

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(巻二十六)秋鯖を心祝ひのありて買ふ(宮下翠舟)

8月30日日曜日

暑いがハイスクール・コースを歩いた。今日はサッカー部が練習していた。

汗の香の違ふテニス部ラグビー部(木暮陶句郎)

という句を真似れば、

灼けかたの違ふ野球部蹴球部(駄楽)

となる。

坊主に帽子と長髪では顔の灼けかたからしてちがうように見える。

蜻蛉を見掛けた。

二度三度とまり試して蜻蛉かな(小泉豊流)

蜻蛉の行く先々の勘違い(渡辺美代子)

本日は三千三百歩で階段二回でした。

朝日俳壇:

生意気ながら困った。今週は“ない!”

老いぼれの死屍累々と夏了[おわ]る(久野茂樹)

に毒は感じるのですが、わからないのです。よい句が出来なかったということなのでしょうか?御常連の久野茂樹氏の入選作ですから立派な句なのでしょう。わからないのは読み手の感性の問題です。

めずらしき線香花火なつかしく(藤森荘吉)

よく解るのですが......。

願い事-叶えてください。

分からん句その儘にして冷やかに(田中吉弘)

は救いです。