(巻二十七)秋暑し今も句作に指を折り(松井秋尚)

f:id:nprtheeconomistworld:20201006090316j:plain
(巻二十七)秋暑し今も句作に指を折り(松井秋尚)

10月5日月曜日

敢えて申せば、扇風機を片付けた。各部屋に置いてあるので4台になる。羽根と網に埃が付着する。特に台所の扇風機は油が飛ぶので埃もコビリ着いている。
この埃を腰を屈めて拭き取る仕事なので、休み休みしながら小一時間かかった。

出来事と云えば床屋へ行ったことだろうか。おばちゃんは相変わらず神経質にコロナ対策に邁進していた。前の人が置いた帽子の跡まで消毒液を噴霧していた。私がジャンパーを置いた跡も消毒したであろう。

順番待ちの間に雑誌を捲ったら、「老いて独りになった場合のべからず集」と云うのがあり、読んでみた。
子供への生前贈与、住んでいる家屋の性急な売却、子供との同居、再婚、老人ホームへの入居、と五項目が掲げられていて、それらしいエピソードが添えられていた。

さるすべり我に座右のべからず帳(飯田愛)

我が身を振り返れば、
死んだあとに僅でも残っていたらもってけ!と言ってある。
家屋は既に処分してしまった。不便な一戸建てでろくでもない隣人たちであったから、悔いはない。むしろ、売れる内に売って正解だと確信している。
同居は有り得ない。反対に転がり込まれたら困る。
再婚!女に限らず人間は遠ざけておきたい。死んだ作家たちとの対話で十分愉しい。(これから、古井由吉氏とマンションの耐久性について対話する。)
老人ホームは集団生活で、弱者の立場を思い知らされると書いてあった。有り金をはたいていくところではないようだ。行きたいのはホスピスだ。ホスピスなら期間限定だし、いい仕事をしてくれるなら、払うものは払う。

本日は三千四百歩で階段は2回でした。

BBC

https://www.bbc.co.uk/programmes/m000mzrr
 
Money Box
MBL: Personal Insurance
Are you paying too much for your personal insurance? E-mail moneybox@bbc.co.uk with your insurance questions and tips for getting a good deal.

マネー・ボックスがコロナに直接は関係のない話題だったので聴いてみた。
保険料の過払いや払い戻し、解約等についての相談と苦情らしいが、興味が薄いこともあり理解も薄い。
最後の方の苦情で、
「契約書類に誤った生年月日を記入し、その訂正を申し入れたら手数料57ポンドを請求され、それなら解約と云ったら、解約手数料は80ポンドだと云われた。」
というのがあった。


死後の値の保険に決まる戻り寒(水下寿代)

願い事-叶えてください。
やはり、荷風散人の如く、踏み止まって孤独に生き、一発で逝くに限る。

稲妻や世をすねて住む竹の奥(永井荷風)