(巻二十七)意にかなう酒のありけり春の雨(宇多喜代子)

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(巻二十七)意にかなう酒のありけり春の雨(宇多喜代子)

10月10日土曜日

午前中に部屋の掃除を致した。雨は降っているが、風はまだ無く

うつくしや上から下へ秋の雨(上田信治)

と今のところ穏やかに降っている。

土曜日昼前のラジオ俳句を聴いた。選者が西村和子氏でお題が無花果ときた。やはり高齢者の集いのようになる。

凡句よし駄句よし宇治に赤とんぼ(清水哲男)

雨が降り寒い。寒いのでくしゃみがでる。

家に籠ってくしゃみをしたりあくびをしたりしながら

四畳半襖の下張 - 金阜山人戯作」

読んで、いい歳してムラムラしたりして一日終わりにけりである。

古い文章なので解らない用語もあるが英文の猥褻小説と同じで単語が解らなくても文章は理解できてしまう。

確か、被告側の主張に現代では理解不能の古文というのがあったと思うが、そんなことはない。十分に情欲を刺激する文章である。居茶臼は対面座位であろうことは容易に解る。

写真は先週の土曜日、新柏駅のホームからの一撮です。

願い事-叶えてください。色道に迷うことなく消えてしまいたい。

《 今はの際にもう一倍よいが上にもよがらせ、おのれも静に往生せんと、両手にて肩の下より女の身ぐツと一息にすくひ上げ、膝の上なる居茶臼にして、下からぐひぐひと突き上げながら、片手の指は例の急所攻め、尻をかかえる片手の指女が肛門に当て、尻へと廻るぬめりを以て動くたびたび徐々[そろそろ]とくぢつてやれば、女は息引取るやうな声して泣いぢやくり、いきますいきます、いきますからアレどうぞと哀訴するは、前後[あとさき]三個処の攻道具、その一ツだけでも勘弁してくれといふ心か。髪はばらばらになつて身をもだゆるよがり方、こなたも度を失ひ、仰向[あおむき]の茶臼になれば、女は上よりのしかかつて、続けさまにアレアレ又いくまたいくと二番つづきの淫水どツと浴びせかけられ、此れだけよがらせて遣ればもう思残りなしと、静に気をやりたり。 》