(巻二十七)この世にし楽しくあらば来む世には虫に鳥にも我はなりなむ(大伴旅人)

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(巻二十七)この世にし楽しくあらば来む世には虫に鳥にも我はなりなむ(大伴旅人)

11月28日土曜日

毛布など干そうとベランダに出たが風が強く木の幹まで揺れていたので止めた。恐らく風速8メートルは超えているだろうから、これは木枯しだ。

木枯らしにブランコすこし揺れて鳴り気分はつまりゴンドラの唄(相原法則)

故あって、鹿児島県の発生状況を見たら、鹿児島大学クラスターと出ていた。サークルのカラオケではお馬鹿丸出しだ。

『この世にし楽しくあらば来む世には虫に鳥にも我はなりなむ(大伴旅人)』

の如く、お先真っ暗の世の中に出ていくのだからこの四年間しか人生を楽しめる時期はないのだということかな。

ひた走るわが道暗ししんしんと堪[こら]へかねたるわが道くらし(斎藤茂吉)

散歩:

風はあったが晴れてはいたので親水公園沿いを歩いた。本日は四千六百歩で階段は2回でした。

読書:

『「透脱道元(抜書) - 上田三四二新潮文庫 この世この生 から』

という書の興味を覚えたところだけを読んでみた。禅僧の御不浄での作法の項で、以下で始まっている。

《用便の作法は詳細をこえてほとんど煩瑣[はんさ]にわたっている(「正法眼蔵・洗浄」)》

用便のところは後日として、事後の手の洗浄のところをご紹介いたす。

《つぎには手を洗う。初めに灰を使う。さじで灰をすくい、瓦石[がしやく]の上にとり、右手で水をさたたらせ、不浄に触れた左手を洗う。瓦石に左手ん当てて研ぐようにし、灰を三度替えて洗うのである。それから灰のかわりに土を置いて同じように水を点じて三度こすって洗い、その後さらに右手にサイカラ[難漢字] - からたちの実を粉にしたものをとって小桶の水にひたし、ここではじめて両手を揉み合わせて洗う。腕のところまでよく洗うのである。誠をこめて一心に洗うがよい。灰三、土三、サイカラ一である、合わせて七回を適度とする。》

灰を使うところは石鹸に通じるところがあるのでしょうか。

願い事-叶えてください。今ならいい心持ちで逝けそうな気がしないではありません。