(巻二十七)秋深むひと日ひと日を飯炊いて(岡本眸)

f:id:nprtheeconomistworld:20201218081542j:plain

(巻二十七)秋深むひと日ひと日を飯炊いて(岡本眸)

12月17日木曜日

午前中細君は歯医者出かけてあたしゃ一人でいる時間を頂いたが、結局不善を為しただけでした。松下紗栄子さんにお世話になったりはしたが、専ら顔本ビデオで捨て猫・野良猫の救出・救済活動のビデオを楽しんだ。大体同じストーリーで野良の仔猫が見つかり親猫も現れる。餌で誘き寄せたり、罠を掛けたりして確保し、獣医が検診して、シャワーを浴びて綺麗になって、哺乳瓶でミルクをもらい、お皿で食べるようになり、人を警戒しなくなり、じゃれるようになり、人間に馴れて、なついて、貰われて行って幸せに暮らすというストーリーの繰返しだ。だけど猫が可愛いものだから私しゃ飽きませんな!

一心に見上ぐる猫を貰ひけり(吉田葎)

Get a cat that looks up with all one's heart (by Google)

今日の翻訳はお見事!ドンドン賢くなるなあ!

散歩:

本が届いたので駅前の図書サービスカウンターへ参る。図書サービスカウンターの向かいに細君が綺麗にしてもらっている美容院さんがある。一撮したが、そのクリスマスツリーにもエピソードはあるようで、テナントへの押し売り飾り(有料の義務的な貸出し)もあるらしい。クリスマスツリーも金にする木になってしまったらしい。

金銀の紙ほどの幸クリスマス(沢木欣一)

晴れてはいたが、寒い一日だった。あの出前持ちさんたちも暖かいうちは颯爽と風を切っていたが木枯しとなるとただ寒むそうだ。

手も出さず物荷ひ行く冬野哉(小山来山)

本日は四千七百歩で階段は2回でした。

願い事-叶えてください。一日一日を過ごしていってそれでお仕舞い。突然にお仕舞いがよいな。

マリさん、元気ですか?ありがとね。