(巻二十八)体型に合はぬ外套文語文(前田半月)

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(巻二十八)体型に合はぬ外套文語文(前田半月)

12月27日日曜日

寝起きに顔本を開くと英日俳句が入っていた。

don't judge me, old crow

I’m not part of your murder and my aim is good

I usually don't like crows

but one day somehow on the snow

の二句を意訳してコメントに書いてみた。

老カラス誤解を解きて年新らた

雪の原日頃嫌いなカラス哉

「年新らた」が解らないようで聞き返してきました。

細君が年用意に生協に出かけて蒲鉾や黒豆を買って帰って来た。

藷粥や一家といへど唯二人(三橋鷹女)

ストア・ブランドばかりになってしまい、味わいがないと申しておりました。蒲鉾だけは鈴廣があったので頑張ってそれにしたそうです。蒲鉾と云えば檀一雄の随筆に柳川の蒲鉾と猫の話があったなあ。

散歩:

高校コースを歩いた。葛飾野の野球部は部活動中、修徳のピッチは空っぽでございました。

本日は三千七百歩で階段は2回でした。

朝日俳壇:

冬帽子人の頭のさびしさに(別所健二)

しかなかった。“人の頭のさびしさ”なんですよね。頭が問題なんですよ。発達させてしまったのはいいけれど、全体としては破滅に向かい、個人的にはこれで苦しむ。

願い事-叶えてください。うまく終わらないかな。

大年や黄泉を思へば行きたくなる(池田澄子)