(巻二十九)池の鯉逃げたる先で遊びけり(永田耕衣)

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(巻二十九)池の鯉逃げたる先で遊びけり(永田耕衣)

4月11日日曜日

細君は生協へお買い物に出かけた。家事は洗濯と布団干しで、今日は布団干し日和であった。

玄関に花が生けられた。赤いのは撫子だそうだが、赤い撫子と云うのはいかがなものか。

朝日俳壇:

一本の桜に足りし一日かな(山本幸子)

先に逝くことも幸せ桃の花(河村章)

二句を書き留めた。

一句目は句の意を理解しているか自信はないけれど、桜並木ではなく一本の桜の良さを詠んだのだろうと勝手に解釈した。

二句目は、伴侶ではないと思って読んでいる。過日「つちふるや嫌な奴との生きくらべ(藤田湘子)」を、長生きがよいとは言えまいと、紹介した。苦しまず逝けたのなら、後先関係ないのではなかろうか。要はその時の境地だ。

散歩:ドラッグ・ストアーへ快適な生活のための品を買いに出かけ、入浴剤、風呂の洗剤、石鹸、歯ブラシ、歯磨き、髭剃りジェルを調達した。「日常の快適」にはお金が掛かる。

本日は三千八百歩で階段2回でした。

願い事-叶えてください。ここまでは無難な人生でした。このあたりで無難に終わりたい。