(巻二十九)行き行きてたふれ伏すとも萩の原(河合曾良)

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(巻二十九)行き行きてたふれ伏すとも萩の原(河合曾良)

4月20日火曜日

朝一で、細君が“今日は穀雨”だと教えてくれた。

穀雨かな世の一隅に安らぎて(松本文子)

羨ましい心境ですね。なかなか安らげない。

BBCで、

CrowdScience20200113 How can I beat pain

を聴いた。その終盤37分44秒あたりで“live in the moment”が心の健康、痛みの緩和によろしいと言っていた。その日その時を生きよと言うわけだ。

今日はトレーナーを着ないで散歩したが、それでも暑いくらいだ。コースはコンビニで珈琲、図書館で返却、生協で買い物である。このコースだと歩数が伸びないので所々で遠回りをしながら歩いた。

本日は四千三百歩で階段は2回でした。

「西瓜 - 永井荷風新潮文庫文人御馳走帖(嵐山光三郎編)から

を読み終えた。

《一たびは旅行免状をも受取り、汽船会社へも乗込の申込までしたことがあった。その頃は欧洲行の乗客が多いために三ヶ月位前から船室を取る申込をして置かねばならなかったのだ。わたくしは果してよくケーベル先生やハーン先生のように一生涯他郷に住み晏如[あんじよ]として其国の土になることができるであろうか。中途で帰りたくなりはしまいか。瀕死の境に至っておめおめ帰りたくなるような事が起るくらいならば、移住を思立つにも及ぶまい。どうにか我慢して余生を東京の町の路地裏に送った方がよいであろう。さまざま思悩んだ果は、去るとも留るとも、いずれとも決心することができず、遂に今日に至った。》

願い事-叶えてください。