(巻二十九)撃たれたる夢に愕く浮寝鳥(高橋悦男)

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(巻二十九)撃たれたる夢に愕く浮寝鳥(高橋悦男)

5月29日土曜日

細君は一日に4回A、B、Cの三種類の目薬を点眼しているが、今朝Aの薬を2回点眼してしまったそうだ。そんなミスは織り込み済みなのだろうが、神経質なものだから直ぐに薬局に電話して騒いでいた。もっとも本物の神経質ならこういうミスはしないだろう。

目薬に目玉を回す今朝の秋(森本幸平)

拭き掃除、洗濯、昼食の仕度で午前中を終わる。久し振りに納豆を頂き、旨かった。

腹いせも少し納豆かき回す(白井良治)

午後は図書館に寄り角川俳句を返却し、リハビリ病院経由で生協へ向かう。豚肉、鶏肉、ニンジン、ヨーグルト、パンなどを買い、70円の草餅を一つ自分の小遣いで買った。豆大福も宜しいが草餅もまた宜しい。

図書館への途中で蕎麦屋の親爺さんが店の前で車椅子に座っているのを見掛けた。5年前に当地に引っ越してきたころはしっかりと蕎麦屋の親爺をしていたが、一昨年鍋焼きを食べに入ったときには店の端に座っているだけで随分と老いたなあとお見受けした。赤ん坊からの5年の成長には目を見張るが歳を取っての5年の衰退は目を覆う。一年一年、一日一日老いてゆくのか。 n-1。

本日は二千五百歩で階段は2回でした。

夕食には肉豆腐を作った。これも手抜き料理ではあるがほうれん草を入れるのでこれを洗うのに手間が掛かる。当節のほうれん草に虫や虫の卵が付いているとも思えないが、葉を一枚一枚洗うのが面倒だ。ほうれん草さえ洗ってしまえばあとは煮汁に豆腐、生しいたけ、豚肉、ほうれん草と順次ぶちこんでいけばいいだけだ。

願い事-叶えてください。知らないうちに。

撃たれたる夢に愕く浮寝鳥(高橋悦男)

参考随筆によれば夢の6割強は悪い夢らしい。

「眠れぬ夜 - 大佛次郎」日本の名随筆34老 から

「眠りは生の一形式 - 養老孟司ちくま学芸文庫 唯脳論 から