(巻三十)着ぶくれて敢へて世間に物言はず(菖蒲あや)

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(巻三十)着ぶくれて敢へて世間に物言はず(菖蒲あや)

8月16日月曜日

夏掛けの布団を抱いて目覚めた。

細君は眼科に出かけて行ったが、30分ほどして保険証を忘れたと電話をしてきた。早速お届けしたが、事故や怪我でなくてよかった、よかった。

昼は一人で赤飯と赤いきつねの備蓄飯。そこへお戻りになり、「保険証を忘れたことなんて今までの人生でなかった!」を繰り返しておられた。人生は永い。

夏まつり神社に妻を忘れけり(小関新)

まだ雨が落ちてこないので昼飯のあと、散歩と買い物に出かけた。高校コースをキョロキョロしながら歩き植物を撮った。その中の一撮です。

百合咲きていまだ花粉をこぼさざる(細見綾子)

夕方の散歩。雨が落ちていないので夕食の足しにする餃子でも買おうかと外に出た。暫く路酎もしていないのでセブンへ歩き春巻で一杯いたした。そこから生協へ戻り惣菜売場に寄ったが餃子がない。春巻、焼売、唐揚げなどはあるが餃子はない。餃子は止めちゃったのかな?何も買わずに退散した。餃子がなくても納豆はあるし、海苔もあるし、今日で賞味期限切れのハムはあるし、茹でたジャガイモやブロッコリーもある。

有り合ひで済ます師走の夕げかな(栗原郁子)

細君は昨日の残り物の鶏の焼いたものと簡単にできる高野豆腐と生野菜で済ましていた。

本日は七千二百歩で階段は4回でした。

願い事-叶えてください。半分は間違いなく叶えていただけるのですが、あとの半分もよろしくお願いいたします。

《 この場合の損益分岐点は82歳。81歳までに亡くなると、65歳からもらい始めたほうがよかったことになり、82歳以上生きれば得する計算です。もしかしたら、これが目標になって1日でも長生きしようと努力するかもしれません。》

と、繰り下げ受給に関連して、

「老後資金(仮題) - 荻原博子」宝島社刊『60歳からの新・幸福論』

に書いてありますが、年金の損得に執着して生き延びたくはない。コロッと逝かせていただければ掛け損で大満足。

なお、

《 これまで老後のお金についていろいろと話してきましたが、老後を幸せに過ごすためには、お金以上に大切なものがあります。それは「夫婦仲」です。

そもそも論になってしまいますが、老後はお金がなくても、夫婦仲がよければそれだけで幸せなもの。老々介護も、住宅ローンの繰り上げ返済も、節約も、年金の繰り下げ受給も、夫婦が力を合わせてこそサクセスします。》

荻原博子氏はまとめておられます。