(巻三十)色里の名残の小窓野分立つ(中村初枝)

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(巻三十)色里の名残の小窓野分立つ(中村初枝)

9月13日月曜日

ベランダのミカンの鉢に水をやる。暑さが去ったためか若葉が次々に芽生えてくる。

新涼や 息吹き返す 鉢のもの (拙句)

細君は午前中眼科に行く。11時ころ戻り、どうも元のようにはならないらしく嘆いている。本が好きなので活字が思うように読めないのは辛いだろう。

目薬に目玉を回す今朝の秋(森本幸平)

昼飯は備蓄飯。賞味期限12月の赤いきつねと来年2月の赤飯。

午後は返却せずに残しておいた『論より譲歩 - 土屋賢二』(文春文庫)から

「最善の悩み方」をコチコチしてみた。土屋氏も哲学者だそうだ。哲学者の雑文だが中島義道氏のひねくれた雑文と正反対で一見アッケラカンとしていて実に無害無益な雑文である。

土屋氏も20冊を越える文庫を出していると言うから固定した読者がいるわけだ。土屋氏の雑文も哲学の奥義を下敷きにしてはいるのだろうが、なかなかそこのところを覚らせない。

過日、「都合のいい偶然 - 土屋賢二」をご紹介したが、文庫の1頁半を費やしてどうでもいいことを書いている。と思っていると結び近くの数行に奥義が披瀝されている。

《 幸福になるのに必要なのは「都合のいい偶然」だ。金を稼いだり、内面を磨くよりも、はるかに強力に幸福をもたらすのは、何でもない小さな偶然なのだ。》

そして、どうでもいいと思って読んだ前半の雑文がお見事と感じ入るのである。

読者の力量によるのだろうが、文庫1冊に収められている60本ほどのエピソードの中から奥義が読み取れるのは1本か2本だ。未熟者には図書館で借りることをお奨めいたす。

哲学も科学も寒きくさめ哉(寺田寅彦)

夕方散歩。小中高校コースを歩き、夕飯が昨晩の残り物と納豆なのでLawsonでアジフライで角打ち致す。

朝の鉢植えの若葉と夕方のアジフライが今日一日を幸福にしてくれました。

本日は四千四百歩で階段は2回でした。

願い事-お願いしたように叶えてください。

コワクナイ、コワクナイ。