(巻三十一)小説を書きたくなりぬ枯木宿(吉野佳一)
10月10日日曜日
お越しにきたので体調を訊くと平熱に戻ったとのこと。よかった、よかった。
指示により買い物に出かけ、肉、野菜、乳製品とパンを買う。
朝日俳壇から、
小鳥来るパンの焼けたる鐘の音(深町明)
独り来て帰る不安や大花野(高田菲路)
を書き留めた。
二句目の選評は「この広い花野に思わず誘われた作者。不安を覚えた時の心の動きを描けた」となっている。私はこの句を“一人で生まれ、一人で死んでいく、その死に向かっていく不安。”と読みました。
午後は早めに図書館へ予約した本を借りに行き、ついでに生協で黄桜パックを仕入れた。
願い事-叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。楽に死ねるか死ねないかは大変な問題です。