(巻三十一)志望校八つまで書ける受験絵馬(高澤良一)

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(巻三十一)志望校八つまで書ける受験絵馬(高澤良一)

10月26日火曜日

雨が上がり風が収まり始めた9時過ぎに細君は美容室に出かけて行った。美容室は床屋と違って予約だから、多少の雨風なら行かねばならない。この二三日天候を気にしていたが、よかった、よかった。

そう言う訳で昼飯は赤飯を温め、チキンラーメンにお湯を注いで炭水化物ばかりを食した。

細君が髪結いに行ったからというわけでもないが、午後は床屋に出かけた。千円床屋は繁盛していて前に一人後に二人であった。どうしましょうか?と訊かれても、“これで、一ヶ月ですから、まっ、適当に”と答えるだけの髪量しかない。

床屋の後、角川俳句の十月号を狙って図書館に廻った。雑誌書架にはまだ十月号が残っていた。25日発売だから十一月号になっていて、十月号は蓋の後ろに整理されているはずである。そこで十月号を持って事務カウンターに行き、「十月号の貸出はまだしょうかねえ?」と恐る恐る尋ねた。すると強面の図書館員のボスが「もう少し待ってください」と云う。一層腰を低くして「では明日とかですかねえ」と伺う。「いや、今、着いた図書の整理をしているので、もう少し待ってください。」とおっしゃる。ソファで十月号を捲っているとパートの館員が十一月号を雑誌書架に置きにきた。それを確認して、事務カウンターに行き、「じゃ、いいですね」と念を押してから貸出機で十月号の手続きした。

凍返る瀧の不動の面構(野間ひろし)

図書館を出て都営アパート脇の小路を通ると黒猫が寝転がって愛嬌をふりまいていた(一撮)。この頃は野良猫があまり逃げなくなったように感じる。虐める人が減って猫も友好的になってきたのだろうか?相手が年寄りだからたかを括っているだけなのか?手は出さず、挨拶だけして通り過ぎた。

黒猫の冬の目にあるニヒリズム(日原正彦)

借りてきた十月号はゆっくりと読むことにした。ゆっくり捲って、先ず、

冬銀河この身の浮いて行くところ(西池冬扇)

を書き留めた。

本日は三千五百歩で階段は一段とばしど1回でした。

BBCは、

BBC World Service - The Food Chain, The unstoppable rise of starch

を聴き進んでいて、1730be put off by ~ ~にうんざりする、~に不快を感ずる、を書き留めた。今日でこのエピソードはお仕舞いにして次に移ろう。完璧からはほど遠いがまた訪れればいい。

願い事-生死直結で叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。

Everything you desire is on its way. Hold on to hope. Be patient.

願い事が必ず叶うことは判っています。生死直結で叶えてください。