(巻三十一)下萌や警察犬は伏して待つ(岡野洞之)

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(巻三十一)下萌や警察犬は伏して待つ(岡野洞之)

1月1日土曜日

目の覚めるところで覚めてお元日(鷹羽狩行)

ということで夜中に目覚めることもなく、滑り出しのよい元朝を迎えました。

いつものようにお越しにきた細君も特段グタグタ云わずに寝床に戻って行ったので平穏な元朝でありました。

顔本を開きますと、ドギー、アノタイ、アンドリューから年賀が入っていて、皆さんには“AKE OMEa happy new year[emoji:985][emoji:985][emoji:985]”と返しておいた。

ブログを開いて、「謹賀新年」を載せた。アクセスが1件あり、元日早々の坊主は免れた!

血圧は130-81。寒いから仕方がない。薬袋に1/1(土)と書き込み血圧と尿酸値の薬を飲む。

そろそろ年賀状が配達されたころよ?とのご示唆を受けて郵便受け行く。薄い一束を持ち帰りお渡しする。うち4枚が私への賀状で昨年同様の諸氏からである。こちらも差し上げているので慌てることもなし。

早昼にして、お雑煮を頂く。餅は二つ頂く。何があったのか判らないが消防車が1台前のマンションの前に静かに停まっている。二人して気を付けてお餅を食べようねと確認したあった!

働かぬ手にいただくや雑煮箸(西島麦南)

午後の散歩は砂原稲荷を目指した。元旦でもこのお稲荷さんは無愛想で社の扉は閉じたままで賽銭をお納めしたくとも賽銭箱が出ていない。

仕方がないか、と帰りかけたところに一人参拝者がやって来て、手を合わせたあと、扉の小さな小窓に手を差し入れて賽銭らしきを納めていた。そういうことかと、後に続いてお賽銭を投げ入れた。小窓から覗くと中には立派な賽銭箱がございました。

JR有楽町駅の大黒さまの賽銭箱も諸事情により撤去だった。賽銭泥棒なら昔からいただろう。ゴミ箱代わりにされるのだろうか?

賽銭の十円ほどのおらが春(松木きよし)

砂原稲荷から駅前に急ぐ。寒くて風が強く駅前公園の公衆トイレに急いだ。

ヨーカ堂もBeansも休み。やっているのはMacとKFCと串焼き本舗。で、本舗で一休み。

裏路地を伝って帰宅した。

私も顔本に年賀を貼り付けたが5人ほどの“友達”からお返事をいただいていた。

願い事-生死直結で叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。

生まるれば遂にも死ぬるものにあれば

この世なる間は楽しくをあらな(大伴旅人)

という心持で残る日々を過ごせたら!

耳学問

BBC Radio 4 - Money Box, Relationships and Money

のディクテーションを始める。手強い。

帳付

parse=文章の分析、解析、

subtext=言外の意

本文=I understand different work and social cultures have different communication norms, yet part of my brain is working double-time to parse the subtext of that great job, minus punctuation.

https://www.bbc.com/worklife/article/20211213-why-tiny-words-like-yup-can-send-you-into-a-tailspin?ocid=liwl

で全文が読めます。メールなどのメッセージで言わんとするところが判然とせず、苛々することがある。特にsure. OK. Yesなどの短い詞が詮索の対象になると云う。短い詞は詞だけでなく表情や音の響きなどを伴ってその意が通じる詞であり、そのような並行するコミュニケーションがない場合は理解がむずかしい。そこのところを補完する道具として、絵文字は有効だ。

などということが書いてあるようです。

和文読解

「「半七捕物帳」の思い出-岡本綺堂河出文庫綺堂随筆江戸のことば から

〈初めて「半七捕物帳」を書こうと思い付いたのは、大正五(一九一六)年の四月頃とおぼえています。その頃わたしはコナン・ドイルのシャアロック・ホームズを飛びとびに読んでいたが、全部を通読したことが無いので、丸善へ行ったついでに、シャアロック・ホームズのアドヴェンチュアとメモヤーとレターンの三種を買って来て、一気に引きつづいて三冊を読み終えると、探偵物語に対する興味が油然[ゆうぜん]と湧き起って、自分もなにか探偵物語を書いてみようという気になったのです。〉

文末の註に拠れば、「三冊」とは、

〈*1 『シャーロック・ホームズの回想』(一八九二)、『シャーロック・ホームズの思い出』(一八九四)、『シャーロック・ホームズの帰還』(一九〇五)の三つの短篇集のこと。ホームズの短篇集は他に二冊あるが、大正五年の時点ではまだ刊行されていない。〉

とある。岡本綺堂は原書でホームズを読まれたわけだ。英国大使館とは、厳父以来、所縁があったようですし、綺堂の英語力は凄かったのでしょう。知りませんでした。