(巻三十二)ぽつねんと狸爺の梅見酒(前田吐実男)

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(巻三十二)ぽつねんと狸爺の梅見酒(前田吐実男)

1月13日木曜日

好天・微風で毛布と薄布団を干す。ミカンも冬を越せそうだ。

約束も用事もなくて蒲団干す(井戸幸子)

微風だったので駅前まで散歩して串焼き本舗で一息入れた。

3回目の通知をいただいた。少なくとも無害のようなので、その日が来たらリハビリ病院で相談いたそう。

願い事-生死直結で叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。

臨終の一と声「ああ」枯世界(池禎章)

「不用品判定法 - 土屋賢二」文春文庫不要不急の男から

を読んでいたら、「陶冶[とうや]」という言葉にぶつかった。才能・性格などをねって作りあげること、という意味らしい。

〈問題は大量にある本だ。若いころから本に大金を投じてわたしが得たものは、貧弱な教養と貧相な外見と狭い部屋だ。本は人格を陶冶[とうや]するのかもしれないが、こんな結果になってまで人格を陶冶する必要があるのかどうか疑わしい。あまりにも疑わしいので、人格も陶冶せずじまいだった。〉

難しい言葉を使わない先生にしては珍しい!

警句:

In life every man is on a ladder the steps are different for everyone, but the last step is the same being “Death”.

最期の一歩が平等に来るのはそうだが、死に方は一律じゃない!良い死に運に恵まれたい!

日がな碁をうちて晩酌ほろ酔いで

風呂に入りて父逝きにけり(石川義倫)