(巻三十三)短夜や旅の枕の頼りなく(横田青天子)

(巻三十三)短夜や旅の枕の頼りなく(横田青天子)

6月11日土曜日

作務・修行の少ない今日の朝であった。難行苦行でも何でもないが、ベランダの手すりについていた雀のフンを濡れティッシュで拭き取ったことくらいか。雀が訪れてくれているのだ。

一家なす雀の群れに飯撒いて家族の中に入れてもらひぬ(間渕昭次)

細君は級友に電話していたが、その方の母上が他界されたようだ。呆けて、寝たきりで、チューブで食事だったらしいが、娘三人と叔母一人が手を握って見送ったそうだ。故人には分からなかっただろうが、幸せな最期ということになるのだろう。

菊白し安らかな死は長寿のみ(飯田龍太)

午後の散歩は都住1、図書館、都住3、都住2、都住3、ウエルシア、と歩いた。図書館では3冊返して3冊借りた。買って読むならこんな読み方、とばし方はできない。

本日の猫たちは、都住2の花子、太郎は不在。都住3のサンちゃんとフジちゃん。フジちゃんが初めてスナックを見ている前で食べた。二匹の間に落ちたスナックがあったが奪い合いはしない。

ウエルシアでは風呂掃除用スポンジブラシの交換ブラシを探した。見つからないので尋ねたところ、仕入れをしていないとのことだ。柄の先のスポンジブラシだけを交換して何回も使えることをウリにしていたのにだ。棚にはまだ柄とブラシ一体の品が売られていた。

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。