(巻三十三)明暗を分けて地震あと冴返る(石橋みどり)

(巻三十三)明暗を分けて地震あと冴返る(石橋みどり)

 

6月26日日曜日

昨日は、散歩に出て焼きうどんを食べ、散歩から戻って鶯パンを食べ、三食もしっかり食べたので夜になって腹がもたれた。少し苦しいので早々に寝たが、この不快な暑さのなかでも朝まで眠ることができた。腹一杯食べて快眠とは、なんとありがたいことか。

起きてミカンの鉢に水を遣る。今日も暑くなりそうなので水を多目に遣った。9時前だが葛飾野高校のグラウンドからは野球部らしき声が聞こえてきた。        

家事は洗濯。三日分を洗えるので頻度が減った。脱水の音が前の機種より大きいが、うるさいというほどではない。下着3枚Tシャツ6枚パジャマ上下、パンツ3枚タオル3枚バスタオル1枚床タオル1枚を干す。陽は射し、そよと風は吹き、洗濯物はよく乾く。

さらに夏布団と毛布も干す。

俳壇を届けてくれた。

入寂の景もかくやと大夕焼(岸田健)

を書き留めた。

そよ風と記したが、強風注意報が出ているらしい。

午後の散歩は3時半からにした。図書館からの時計回りで都住3、都住2、生協と短いコースを歩いて路酎はなし。猫さまは、都住3でサンちゃんとフジちゃん、都住2では猫婆さんとベンチで涼んでいた花子。猫婆さんも三毛猫の御龍さんのことは知っていて、前の公園にいたのが、雪の日に寒さに耐えかねて都住2の1号棟に逃げ込んだのだそうだ。今は1号棟のお姉さんとボランティアさんが目配りしているとのことだ。花子にも物語はある。猫婆さんが語るに、花子は猫婆さんのお姉さんが可愛がっていた猫なのだが、そのお姉さんが亡くなるときに猫婆さんに涙ながらに花子の面倒を頼んだそうだ。猫婆さんは元々猫婆さんではなかったのだが、やむなく引き取って暮らしているうちに猫婆さんになったという。

野良から飼い猫になるのは楽だろうが、飼い猫から野良になるのは辛かろう。

足袋つぐやノラともならず教師妻(杉田久女)

昨日は食べ過ぎてフウフウ云ったが、今日は気を付けた。

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。

今週はBumper WeekでBBCの聴きたくなる番組が以下の通りあった。

BBC World Service - CrowdScience, Can we get better at accepting death?

BBC Radio 4 - Money Box, Let’s Get Physical

BBC Radio 4 - All in the Mind, The Psychology of Regret

BBC Radio 4 - All in the Mind, Gardening and mental health

BBC Radio 4 - The Bottom Line, The price of bread

殊に最初の

BBC World Service - CrowdScience, Can we get better at accepting death?

は死を受け容れてしまうことによる安らぎ、心身に対しての緩和医療の必要性などが内容で関心事だ。歳を取るほど死に対する怖れは薄れるそうだ。死の恐怖から逃れるにもExposure Therapy暴露療法がよいとのことで、犬が怖い人に犬の写真を見せることから始めて慣らしていくのと同じことらしい。葬儀社に行ったり、火葬場を見たり、遺書をしたためるのなんかもこの暴露療法の一つらしい。

老臭は死臭の希釈みづからに嗅ぎつつ慣れむ死にあらかじめ(高橋睦郎)

緩和医療を受けて死に至るのは全体の14%だそうだが、ポックリが叶わなければ安楽死、それも叶わなければその14%に入りたいなあ。

群れて生き群れて干さるる目刺かな(石井いさお)

目刺ではなく煮干しだが、これに無数の死を見るな。かわりはない。