(巻三十三)三伏の五体酸味の加わりし(山口征司)

(巻三十三)三伏の五体酸味の加わりし(山口征司)

7月9日土曜日

高いところの塵払い、掃除機がけ、毛布干しが午前の作務・修行。午前中なれど汗をかく。

昼飯を食って昼寝。少し眠ったようだが、何か余計に疲れたような気分だ。

4時前に散歩に出かけた。今日は葛飾野高校の塀伝いに歩き、白鳥ファミマでよいツマミがあれば一杯いたして、そこから都住2、都住3、図書館と歩くコースにした。

歩き出して葛飾野高校のネットの塀の終わりの辺りまで来たら爺さんが自転車に乗ったまま、うなだれてネット塀にもたれかかっている。帽子は被っておらず日焼けした禿げ頭。集金に使うような鞄を肩から襷に掛けていて荷台には幌のかかった篭が付いている。散歩という様子ではない。どうしたのか?ちょっと間を置いてみたがを見ていたがビクとも動かずネットに寄り掛かったままである。どうしようかと考え始めたところに自転車に乗った新聞配達員が近寄って来て、「警察と救急には電話してあります。」という。そうこうしているところに自転車でお巡りさんが到着した。

お巡りさんが爺さんの肩に手を当てて声をかけると爺さんが目を覚ましたらしくしっかりと反応している。休息からぐっすりと深い居眠りに落ちてしまったらしい。そんなところへ救急車と消防車も到着。お巡りさんたちが通報者の新聞配達員にも事情を聞いていた。救命救急などに心得があればよいが、状況判断は難しい。声をかけて意識を確認して起きていられるようなら、それまでにしておいた方がよさそうだ。私はさっさと野次馬に変身して、怒られないように少し離れたところから一撮。

パトカー行き救急車行く葭簀越し(柏原眠雨)

ファミマの棚は空っぽでツマミになりそうなものがない。海苔巻きで飲みたくもないし、コロッケもしつこい。何も買わずに退散。都住2では久しぶりに太郎ちゃんに遊んでもらう。食後だがスナックを喜んで食べてくれた。太郎ちゃんは賢いからこの爺さんは一袋しかくれないと理解している。都住3のサンちゃんはいつまでもくれくれと云うが太郎ちゃんは品がよい。花子は不在。銭湯帰りの猫婆さんに「いつもありがとうね」と声をかけられた。

都住3ではフジちゃんに会う。サンちゃんは不在。フジちゃんのパトロン婆さんがフジちゃんの食事を用意したようなので私は黙って退散。

図書館で6冊借りて帰宅した。

参考随筆:

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/38939739

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。怖くない、怖くない。

日本の名随筆というシリーズの本を借りることが多いが、どうも編者と好みが合わない。名随筆を含めて6冊が全部ハズレで、急ぎ貸出予約を入れた。