(巻三十四) 愕然として走り出すはぐれ蟻(橋本正芳)

(巻三十四) 愕然として走り出すはぐれ蟻(橋本正芳)

8月5日金曜日

涼しく朝まで快眠いたす。

一途なり明日を恃まぬ蝉の声(渡辺萩風)

と蝉の声が絶えない。

風呂の排水溝の掃除を致す。結構垢が溜まっていた。仕舞い湯に浸かりながら顔の垢を擦り落としていたが、あの垢だろう。

涼しい。昼寝しても汗をかかず。残念なことに目が覚めてしまった。

3時から散歩に出かけて、都住3でパトロン婆さんのバイクの上にいたサンちゃんにスナックをあげる。腹が空いているから愛想がよい。フジちゃんは満腹らしく近寄ってこず。

都住2は太郎だけで今日も花子の姿が見えない。どうしたのだろう。今日は友達婆さんも居らず。太郎にスナックを上げていたら、早くよこせと爪で深く引っ掻かれた。コツンとやったら逃げて行ったが、これで縁も切れたか。

都住3から都住2へ廻る途中の田中商店でアイスモナカを楽しんだが、お店の外に設置されている自動販売機を一撮いたした。

年金の通知が届いたのでいくらかなと見ると介護保険料が月額にして五千円弱上がっていた。お手当ての跳ね返りだろう。慶ぶべきことと思おう。

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。怖くない、怖くない。

今日は、Rest in peaceと云う表現を知った。成仏、安らかに眠れ、みたいな意味らしい。このRIPこそ、願っていることだ。

今日は

Once you realize what a joke everything is, being the Comedian is the only thing that makes sense.

Edward Blake, “Watchmen

と云う警句を書き留めた。虚仮と読み替えてもいいのだろう?

やっぱり出てくるんじゃなかった。