(巻三十四) さみだれや船がおくるる電話など(中村汀女)

(巻三十四) さみだれや船がおくるる電話など(中村汀女)

9月27日火曜日

TEDから今週の推奨番組のお知らせが届いた。朝っぱらからではあったが、その中からPsychology of narcissismという5分ほどの番組を見てみた。

https://www.ted.com/talks/w_keith_campbell_the_psychology_of_narcissism?user_email_address=c524f1717fc75111282c5b762dff654f

番組によれば、心理学的にはnarcissismは自己愛と云うよりは自己肥大ということらしい。narcissismにはgrandioseとvulnerableの二種類があるとのことだが、言ってみれば“自己中”のことのようで精神障害として認識されているらしい。主に男性に見られ2%くらいの割合だそうだ。この性格形成には遺伝的な影響と後天的な影響と両方あると云っている。中に元大統領らしきイラストが挿しこまれているが、あれがナルシストか!と理解した次第だ。

続いて顔本を読むと“顧問業斡旋”の広告に引っ掛かった初老の旦那方のボヤキと怒りが目に入った。“あなたの力をお借りしたい。”などと爺のナルシズムに付け込んだ登録料詐取の手口だそうだ。

老人はとしよりやすし小鳥来る(橋本栄治)

私の場合はこの詐欺まがいが騙っているような顧問をさせて戴いていてありがたきことこの上無し。

家事は洗濯と毛布干し。

昼飯喰って、昼寝して、散歩。

先ず郵便局に寄って扶養親族申告書をを発送した。84円。猫さんへの手土産を忘れたので生協に寄り一袋だけ買う。そこから都住3へ向かい1号棟でクロに挨拶。そこから自転車置場を通るとフジちゃんに声を掛けられた。藤棚まで行ってフジちゃんにスナックをあげているところにサンちゃんが入口の方から小走りにやってきた。2匹とも腹が減っているらしくよく食べるので一匹あたり10粒あげた。フジちゃんは触らせないが、サンちゃんは首や喉を掻いてあげるとうっとり顔になる。そこから都住2に廻ってみたが、パトロン婆さんが戻ったので猫さんたちも家猫に戻ったのだろうか、不在。

顧問業のお手当ての振り込み通知を頂いた。いつもそれをcueに床屋へ行くので床屋の前を通ってみたが二人待ちなのでpassした。床屋の先にあるファミマに入りアイス珈琲のSを喫する。百円珈琲が110円珈琲に値上がりしていた。

写真は昨日歩いた立石の商店街だ。蔵書の中で立石の名が出てくる作品には五木寛之の回想随筆がある。

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/2019/11/30/072320

その雰囲気を遺していた怪しげな飲み屋の裏路地も区役所新庁舎建設で消える。青線跡に区役所と言うのもこの街らしくて一興か。“呑んべ横丁”の一撮は四、五年前のもの。

さし招く団扇の情にしたがひぬ(後藤夜半)

願い事-涅槃寂滅。

菊白し安らかな死は長寿のみ(飯田龍太)

だそうだけれど、早くてもそこのところをなんとかお願いしますよ。