本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」

思はざる山より出し後の月(福田甲子男)

車内広告に、紅白と駅伝の番組広告が増えた。
テレビでお正月と言うのも、しみじみとしていて悪くはないのでしょうが、いい番組がない。

小津映画流れるままの寝正月(小沢昭一)

午後、税関に伺い、高橋さんから、懇切な御教示をいただく。

知らぬ間に 正座して見る 天の川 (奥津伸司)

夕方、納会でビールを紙コップで一杯、速やかに退散。
白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよう (若山牧水)

と言うよりは“闇夜の烏”か?

ついで、神田駅西口のモツヤキ「コーラク」で18ヶ月連続の物価上昇という嫌なニュースを見ながら煮込みで一杯。

はらわたに 花のごとくに 酒ひらき 家のめぐりは 雨となりたり (石田比呂志)

酒の歌では、好きな歌です。

上野駅から、おごってグリーン車。“菊水一番しぼり”で一杯。

上野駅の構内放送で、お待ち会わせの人探しを流していましたが、スマホの時代に、久しぶりに聞いて、なにか嬉しくなった。

故郷の 訛り懐かし 停車場の 人混みの中 そを聞きに行く (石川啄木)

夕飯はいらないと細君に言ってあったので、“京樽”(変換で京樽がすぐに出たので驚いた!)で寿司弁当でも買って帰ろうか。

湿った寿司は止めて、帰宅した。

細君と会話し、風呂に入り、寝床に入る。

風呂に入り 肩まで冬を 沈めけり (岡崎正宏)

天国と思ふ布団の中にいる(高橋とも子)


断酒0日目達成

断酒に集中いたします。