句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」
ひく波の跡美しや桜貝(松本たかし)
今朝は、二重橋前で降りて日比谷のプロントまで丸の内仲通りを歩いてみた。
青葉繁れる並木道を歩くのは気持ちがいい。
両側はブランド店が多く、まあこんなにも贅沢品の店があるのかと不思議に思った。
櫛買へば簪(かんざし)が媚びる夜寒かな(渡辺水巴)
過日、いっしょに雨宿りしたカラスが、
ハシブトなのかハシボソなのか、
ネットに相談してみた。
ハシブトは両足を揃えて跳ねて移動し、
ハシボソは片足づつ歩いて移動する。
とのことでした!
登山靴穿きて歩幅の決まりけり(後藤比奈夫)
おでこの出っ張りが識別のポイントのようです。
どうも、あいつはハシボソのように見えます。
帰宅すると、細君が本日の作品を持ってきた。
紅白のつつじに一句添えてある。
ぴゅっと つばめ横切る 梅雨のそら(細君)
筆者がスケッチの真似事をはじめれば、花を描きはじめ、俳句をひねれば、細君もひねる。
鳥見も、双眼鏡を用意したようで、なんともありがたい細君である。
夕食は、鮎の塩焼きと、カレー味ポトフ(鶏肉少々入り)でした。
せっかくですので、一合をちびちびやりながら、いただきました。