(巻十二)炎天やベース正しき野球場(亜うる)

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9月27日火曜日

NHK俳句は立読みで済ませたが、角川俳句は買い求めた。巻頭に仁平勝氏と高野ムツオ氏の並んだ写真が掲載されているが、よい枯れかたをされていらっしゃる!

枯どきが来て男枯る爪先まで(能村登四郎)

幸い両氏の白髪の残量程度は維持しているので形からは入れそうであるが精進と研鑽を重ねて少しでもあの雰囲気に近づきたいものである。

道化師に晩年長し百日紅(仁平勝)

うしろより来て秋風が乗れと云う(高野ムツオ)

本誌は読み始めたばかりであるが、特集の“病牀六尺の豊饒”で早世された俳人の句と人となりが紹介されていた。
今まで馴染めなかった攝津幸彦氏についての記事を拝読し、

糸電話古人の秋につながりぬ(攝津幸彦)

を書き留めました。

最近、投稿句にハッとするのがないなあ。よろしくおねがいしますよ!