(巻十四)上野出て午後は枯野を走る汽車(今瀬剛一)

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4月22日土曜日

柏の名医のところにクスリをいただきに行く。血圧は128ー94であった。
いただいているクスリはザイロックで尿酸を抑えるクスリである。
昨年末のドックの結果を名医に見ていただいた。尿酸値は7.3まで下がってきた。怖れているクレアスチンも1.2まで下がっている。

凩や石積むやうに薬嚥む(大牧広)

お陰様で少々酒を呑んでレバーもつ焼きを食べても痛風がでない。痛風が出ないと安心して呑んでしまうので飲む回数が増えている。肝臓コレステロールは安全圏にあるが、体重や胴回りは増えていると実感している。旨い酒と美味いものを少々といたしたいが、根が貧乏人であるのでそれができない。

呑むために酒呑まない日四月馬鹿(的野雄)

柏の名医が何故名医かと云うと、名医は患者を不安にさせないのである。数年前、会社の産業医に明日にも死ぬようなことを云われて、名医のところへ駆け込んだ。名医は“すぐにどうと云うことはないし、この程度の数値の人なんてごろごろ居るよ。今のままでいいけれど、ときどきは数値を調べようか。”とのお見立てであった。

晩秋に産業医説く老病死(潤)

池波先生も、中島先生も、谷川先生も、河合先生も“死を心の片隅に置いて生きる”ことが大切であると仰せになっているが、人間ドックの医者は脅かし過ぎる。柏の名医はちょうどいい匙加減で面倒をみてくれる。