(巻十六)渋柿の滅法生りし愚かさよ(松本たかし)

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9月2日土曜日

洗濯屋に七月から預けっぱなしにしておいた毛布三枚を引き取りに出掛けた。“急に涼しくなりましたからねえ。”と洗濯屋の奥さんから時候の挨拶をいただき、ちょっぴり負い目に感じた。

午後は近くの図書館に出掛けた。図書館に行く云うと細君から“「ハイジのこどもたち-シャルル・トリッテン(読売新聞社)」を見つけ出して借りておいて、”との希望が伝えられた。“Your wish is my command!”であるから一生懸命探したが、ない!第一、ハイジ本編がない!ハイジも彼方へ去ったのか。

定期刊行物の棚に、「角川俳句」と「角川短歌」があったので、先ずは俳句を捲ってみた。

この秋は何で年よる雲に鳥(芭蕉)

美しき稲の穂並の朝日かな(路通)

旅さきにあるがごとくに端居かな(鷹羽狩行)

昼は日を夜は月をあげ大花野(鷹羽狩行)

人間の為すまま神輿揺れていし(大牧広)

五年越しの海運株と夏に入る(今井聖)

を書き留めた。

投稿句からの掘り出しが楽しみなのですが、今日は読みきれませんでした。またの機会に。

ついでに随筆の書架を巡り「損得勘定-村松友視(青春出版社)」と「芭蕉の誘惑-嵐山光三郎」をサッサッと捲り、文章修業のためにそれぞれの冒頭数頁をコピーした。