(巻十六)片耳は蟋蟀に貸す枕かな(三笑亭可笑)

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9月6日水曜日

道化師に晩年長し百日紅(仁平勝)

日々籠っていると、書くことは読んだもののことになってしまう。
今日はNYTに掲載されていた米国の喜劇俳優ジェリー・ルイス”の追悼記事を書写しながら読んだ。
ルイスに対するフランスでの芸術家としての高い評価を紹介している。フランスではなぜルイス氏がアメリカ本国では単にドタバタ喜劇の役者として扱われ、芸術家として評価されていないのか不可解に感じていると書いてあった。
以下、記事の結びである。

However, despite much less successful films from the late 1960s onward, Mr. Lewis’s status was never diminished in France, where his best films are regularly shown in Paris’s art house cinemas alongside other world classics.

本国より、外国で高く評価されると云うことはある。ある!

われの持つうぬぼれ鏡けらが鳴く(阿部優子)

そう言えば、過日神保町を歩いていて一度ビートたけしさんの映画評論の文庫を手にして、戻してしまった。“迷ったら買う!”べきであった。悔やまれる。