(十六)カビ宿り加筆あまたの豆辞典(せんそう)

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9月10日日曜日

義母の見舞いにうかがう。細君がしんみりと付き添っている間我輩はホームの玄関の靴箱の上に置かれていた猫の写真などを眺めながら婿として暫く待機であった。
ここの施設ではやっていないが、猫や犬で心を癒す療法を採っているホスピスもあるやに聞く。我輩は是非ともそのような施設に入れていただき、猫などを懐に入れてくたばりたい。
施設からの帰り、最寄りのバス停に学習塾の広告が出ていて、中学校の数学の問題がクイズのように挑戦を待ち受けていた。惚け防止に数学に取り組んでいる細君が食い付いたところでバスが来てしまった。

秋風や歩くと決めしときにバス(稲垣きくの)

明日は新聞が休刊のようで、朝日俳壇が今日の新聞に入っていた。

以前ご常連だった渡辺萩風さんがここのところヒットを飛ばしている。

先週は、

潮時と思ふ一事や髪洗ふ

を書き留め、

今週は、

すぶ濡れとなれば走らず大夕立

を書き留めた。