(巻十六)万の眼の白球追うて夏の雲(大矢恒彦)

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9月19日火曜日

一週間前にCTを受けた。その結果のお見立てをうかがいに病院にやって来た。
11時に予約となっているので、10分前に予約票を受付に出した。電光掲示板には我輩の番号が時間通りに表示されていたが、一時間遅れはいつものことである。
12時となる。腹が空いてきた。1時までに亀有に戻て“吉楽”でお新香とカツ丼で一杯やろうと目論んでいたが、ちょっと無理になってきた。

二時間近く待ってのお見立てを極めて手短に申せば、「小粒が腎臓にあるけど、今すぐにやるかどうか迷うなあ~。僕、ここの常勤医じゃなくなったから。行徳にいい先生がいるから紹介状書くけどどうします?」
何なんだよ?である。
数値は問題なしであるし、まあ貰うだけ貰っておいて、他も含めて考えよう。ジタバタしてもしかたないし。 CTのCDRをおまけに頂いた。

鯉幟影のじたばたしていたり(山田真砂年)

この夏に始末しなければならないことの始末は終わった。残った始末は己がことだけだ。

刺客待つゆとりのことし懐手(吉田未灰)


病院から新八柱行きのバスが出るので乗ってみた。常盤平から新八柱までは昭和の住宅街である。建て替えた家も有れば朽ちていく家もある。何処も同じ秋の・・・である。
腹が空いたので新八柱で店を探すが、日高屋とガストくらいしかない。松戸まで出てみるかと新京成へのエスカレーターに乗った。昇ったところに海鮮丼屋があったので入って七種丼と云うのを頼んだ。この時間は日本酒を出さないと云うので生ビールにして薄い刺身の載った丼をいただいた。
新八柱も以前はもう少し活気があったと思うのだが、萎んでいく街になってしまった。