(巻十六)みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐり逢ひけるえには深しな(源氏物語)

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9月28日木曜日

秋彼岸過ぎて今日ふるさむき雨直(すぐ)なる雨は芝生に沈む(佐藤佐太郎)

なんぞをブツブツと口の中で転がして家を出た。今宵は送別の宴があり、飯なしと伝えてあるが、出掛けに帰宅時間をメールしろだの何やかやと煩い細君である。

麦の出来悪しと鳴くや行々子(高浜虚子)

の句をしばらくの間に間違って書き留めていて、虚子も漱石や鴎外と同様に悪妻に悩まされていたものと思っていた。
我輩は上の句を、

妻の出来悪しと鳴くや行々子

と無意識に書き写していたのであるでござるよ!

さて、宵はダルタニアン君の送別の宴であった。品川駅港南口の八吉という小綺麗な店で飲んだが、子持ち昆布の揚げ物はなかなかの逸品であった。他はまあまあ。仲居の姉ちゃんたちがアイドル予備軍くらいの高いレベルであった。明日勘定だが、ちょっと心配である。
ダルタニアン君には写真の賽をおみやげに進呈致した。
八吉での宴のあと、若い衆はカラオケに、親分と我輩は神田コーラクへ移動して呑んだ。
今朝、二日酔いではないが寝不足でつらい!