酔ひそぞる天には冬の月無言(吉田類)

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12月30日土曜日

味噌しようゆ切らさぬほどの年用意(園部佳成)

我が家の年用意も細やかなものである。煮物と膾と鶏の肉巻き、ほかに田作りに栗きんとんくらいまでは作る。昆布巻きと黒豆はパックを買う。大晦日の夕食には刺身が付く。
煮物の人参を捻梅に調えるのは私の任務である。今年の人参は細かったので影は取れず。膾と田作りときんとんも私の任務であります。

午後は初詣の下見の任務を与えられアリオと香取神社を偵察した。
モールなんぞという場所は混雑していて三賀日に行くような場所ではないと思うのだが、細君は行く気十分で困ったものである。
香取神社は御守り販売所のテント設営をはじめ受け入れ態勢万全のようだ。
茅の輪があったので生まれて初めてくぐった。

大金をもちて茅の輪をくぐりけり(波多野爽波)

香取神社に亀有という地名の歴史が掲げられていた。それに拠れば亀有と呼ばれるようになったのは江戸初期からで1644年の幕府文書に記録があるそうだ。亀有以前は亀梨または亀無だったという。