(巻十七)街灯の今宵は消えよ春の月(林翔)

2月18日日曜日

凩が戻ってきた。空は澄んでいてよろしいのですが、寒い。

水の裏見ているごとし冬の空(川嶋一美)

飛行機の音なき高さ冬日和(小高根千尋)

一度弛んでしまったから、なおさら寒く感じる。

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ(俵万智)

家を売却したこともあり、契約書など携えて確定申告に行く。合わせて給与・年金所得額からの控除の申告もしてこようと思い各源泉徴収票をファイルから探し出した。少なくとも介護保険の現金納付分は控除対象だろうと納付済保険料額のお知らせも探し出した。

元々性格はいい加減な方だから、書類の保管もいい加減であった。年金や保険の通知が実に多く、税金用ファイルを増やした。

春寒くわが本名へ怒涛の税(加藤しゅうとん)

*もとがもとですから怒涛の税ではありませんが、さざ波でも小舟には堪えます。

その他、特売日でしたので米を五キロ買いに生協へ行った。今や無洗米が主流になっている!
ついでにウィスキーを買い込み密輸し、本箱の後ろに隠匿した。
外で呑むよりも、寝る前にヘッドフォンを被り、句帳など捲りながら、チョコをつまみにウィスキーをナメる。
至福のひとときでございますよ。

そして今、

天国と思ふ布団の中にいる(高橋とも子)