(巻十八)生きるとも死ぬとも保険五月来る(東智恵子)

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4月16日月曜日

昨日日曜日にペン立てを幾つか整理して使っていないボールペンなどを廃棄したがペン立ての底に溜まっていた一円玉と五円玉を一袋にまとめた。

ペン先をのぼる睡魔や鳥曇(山元志津香)

今朝、その小銭を有楽町駅の大黒さまに献納いたした。

大黒天御身払ひて微笑給ふ(斎藤栄峰)

神様仏様に保険をかけるつもりはありませんが、六年近くほぼ平日は毎朝お詣りしておりますので少しは面倒をみてくださるかもしれない。いや今日までこうして平穏に過ごせているのも大黒さまの御加護に違いない!

平穏を謝す齢となり白地着る(佐藤美智)

帰宅後、我が空間である居室・寝室の気分転換をした。大したことではないが、整理ダンスの上に置いて立って使っていたパソコンを小机に移し、机の上にあった小事典や句帳を整理ダンスの上に移した。つまり場所を交換した。

一卓に読み書き食事室の花(たかむら翠)

食事はしないが机でいただく寝酒は最高であります。

験なき物を思はず一坏の濁れる酒を飲むべくあるらし(大伴旅人)