5月7日月曜日
紫陽花の季節になってきた。
ほかの紫陽花はまだまだだが、この紫陽花だけ一人で咲き誇っていた。そういう奴がいてもよろしい!
紫陽花の午後はさしたる用もなし(山口康子)
午後からは予報通りの雨風になる。
相傘ではないが傘を寄せあって帰る高校生などを見ながら傘を風に壊されないよう気をつけて帰宅した。
この荒れ模様なので細君も買い物とゴミ捨てを免除してくれた。
相傘の男子濡れ行く木の芽時(竹内創造)
今日の句、
鳥渡る病者に熱き蒸タオル(水野すみ子)
は数年前に二週間ほど入院したあとに出逢い、書き留めた。
入院中は風呂に入ることができず、朝配られる熱いタオルで顔を拭き、首を拭き、上半身を拭き、股間を拭くころには垢がタオルにつき、熱は失せていた。
熱いタオルは病者には本当にありがたいものであります。