(巻十八)宿かせと刀投げ出す吹雪哉(与謝蕪村)

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5月8日火曜日

ゴールデン・ウイークに里帰りしていたダルタニアンが戻ってきた。お土産のお菓子を戴いた。
パリには40年近くまえに行ったことがある。

盆やすみ油彩の巴里にあそびけり(大島民郎)

その時は農協の団体に混ざっての団体旅行であったが、フランスの方から見ればやや不愉快な一団であったかもしれない。我々もやってきたことだ。
そんな中でも、親切にしてくれる人も随分といて人によりけりと感じたものだ。普通に行う押し付けにならない親切はしてみよう。

唐人も見よや田植の笛太鼓(一茶)

ニッポン放送阪神・巨人戦江本孟紀さんの解説で聴いた。試合はどっちが勝ってもよい。贔屓の選手もいない。楽しんでいるのは解説者とアナウンサーの野球解説というか雑談であります。これは、朝のラジオ番組に多い政経コラムニストたちの蘊蓄ばなしに比べて、実に無害で苛々を起こさないで済む。
アナウンサーが江本氏を持上げて113勝17完投と紹介すると、「それほどのものじゃありませんよ。」と氏は客観的で謙虚であります。

名月やむかし名妓のもの語り(堀内敬三)