(巻十九)駅の炉に苦力の銭を見て数ふ(桂ショウケイ子)

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6月15日金曜日

梅雨らしい天気ですので雨合羽を着た浜松町駅の小便小僧の写真を使うことにいたしました。

金曜日なのでちょっと寄ることにして神田鉄道倶楽部に入った。前回は四時半ころ入って飲めたのでそのつもりで座ったのだが、酒は五時からの様なことを仰るので席を立とうとしたら、“急いで準備しますから”ということになり飲めました。
一つ空けた隣には鉄女さんでしょうか?一人で食事しながら店内やメニュウをインスタしておりました。
店内のスクリーンには上野駅入線から札幌までの“北斗星”の運行ビデオが放映されていた。
上野駅を発車した北斗星を並走する常磐線の電車から見たことはあったが、その並走しているころ北斗星の車内では専務車掌の優雅な途中駅の到着時刻の案内放送が流されていたのだなあ。
北斗星が盛岡を出たあたり、深夜2時14分らしいが、宮沢賢治にゆかりの地に一番近い地点を通過すると云う。
その場面でのビデオねナレーションがキザと云えばキザである。
銀河鉄道北斗星の融合”とのたまわった。ほとんどサギ的な“うまいことを”云うものだと感心した。
深夜の雪野原を走るブルートレインを映しながらのナレーションなので頷いて拝聴いたした。
丸谷才一氏の『文章読本』には「少し気取って書け」と云う教えがあったが、聴き手・読み手が高揚するような文章表現も必要なことがあるのだろう。

本州は軽く流したビデオが、北海道に入るとやたらと細かくなり各駅停車状態になった。雪降るなかを走るブルートレインと北海道の風景の取り合わせは美しい。動力車が電気機関車からディーゼル機関車に変わっている。

第一の鉄女は去ったが、左側に二人の鉄女が座った。そして右側には“今日は急いでいるので速くできるのください!”という忙しい鉄女がお座りになり“鯵の寿司弁当(にぎり三個四百五十円)を頬張って去って行った。

そして、北斗星は札幌駅に到着し、北斗星の定時運転がなくなったことがナレーションされ、一篇の旅情詩が終わると、私も食堂車を後にした。

なお、制服着用サービスは期間限定とのことですので、着たい方は予めお問い合わせください。

神田鉄道倶楽部関連前掲記事

https://blogs.yahoo.co.jp/nprtheeconomistworld/38914654.html