(巻十九)煙草すう男に寒き春の昼(大井雅人)

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8月7日火曜日

迷惑メールさんからのメールが止まりました。止まってみるとちょっと寂しいなあ~。
隙あり!

ごまめ噛む隙だらけなる夫の顔(長崎玲子)

この暑さの一休みは本当にありがたい。外に出てみようかという気持ちになり昼飯は浜松町モノレール駅下の“裏町路地横丁”という飯屋呑み屋の十軒ほど並んでいる“路地”まで行ってみた。

秋風や昼げ(漢字)に出でしビルの谷(草間時彦)

蕎麦でもと思って彷徨いたが中華しかソバやはなく、寿司屋に入って海鮮ちらしにしてみて、一合付けた。
味噌汁のほかにサラダ、茶碗蒸し、が付いたが肝心の海鮮ちらしは庄屋の海鮮丼よりも落ちる。いわんや京橋の大舷の足元にも及ばない。
値段は三者とも千円前後である。
舌が肥えるとこういう生意気なことを云うようになるので旨いものは気を付けて喰わなくてはいけない。

そういえば三木卓の『ゼイタク論』に以下のような戒めがあったなあ。

『 いいものにはいったん体験してしまうとその快感が忘れられない、という側面がある。そしてまた、贅沢というものには、たとえば酒に象徴されているように、おいしいものを飲むといままでおいしいと思っていたものまで色あせて見えてくる、ということがある。学生時代、わたしは二級のウイスキーを飲んでいて、一級のウイスキーというとボトルが光りかがやいて見えた。しかし、今のわたしはだいたい国産の特級ウイスキーを飲んでいて、スコッチにもうまいものとまずいものがあるなと思うようになっている。いまにもっといいウイスキーを飲む機会があれば、それが基準になるかもしれない。わたしなどでもそういう体験が幾度かあり、はじめは、そんなものは自分にふ さわしくないものだ、と思っていたにもかかわらず、それが当然だ、というように変っていった。』

台風が来ると生協のパン売り場は空になる。6時前に店に入ったが食パンで残っていたのは8枚切りが2袋だけであった。
その他の商品も品薄になっている。
エレベーターで上の階のおばあさんといっしょになり、天気のはなしになった。“命拾いの涼しい風ですねえ。”で一致。“(台風が来て)ここがだめだったら、どこに居ても同じだわね”で一致。

風変わり命拾ひし野分かな(潤)

天気予報では台風は関東へ上陸とか大接近と唱えているが、私はかなり東へそれ、“ 関東をかすめて”海上を通過すると踏んでいる。木曜日の朝の通勤に影響は出るだろうが、被害は発生しまい。

構へいし時台風の素通りす(三瀬教世)

サイコロ占いをしてみる。
1と2が出れば東京直撃。
3と4が出れば関東上陸。
5と6が出れば洋上通過。
で条件を設定した。

ダイスさまの御告げは写真の通りです。さてどうなるか?